懲りない日本企業2018/08/30 10:39

日本の企業は中国がとてもお好きなようだ。

 今月28日、日本と中国の業界団体は、電気自動車向けの急速充電器共同開発をする覚書に調印したとのことである。

 しかし新たな規格作りは中国側が主導することが決まっており、日本の技術が中国へ流出することは必至である。
 日本側は「手の内のすべては明かさない様に、うまくやっていく」と言っている様だが、こんなことは中国相手に不可能である事が分からないのかと言いたい。
 共同開発しない技術でも世界中から、「手の内」を工作員を通して手に入れる中国である。
トランプ大統領は、米国の技術を中国に盗まれない様厳しくしている。
だからゆるゆるの日本に近づいて来たのだろう。

 本当に日本人はどこまでもお人よしの様である。
日本は、川崎重工の最先端新幹線技術を中国に盗まれ、挙句それを中国に自分たちの技術とされ、国際特許として出願されたことをきれいさっぱり忘れている様だ。
 実際は新幹線技術を持っていた川崎重工の中には、中国に技術移転をすることは危険として反対していた人はいた。
しかしそれを防げなかったのは、この一言で有る。それは、

「巨大市場中国」「ビジネスチャンス」

である。
この言葉に、これまで多くの日本企業は乗せられ中国に進出した。
今回のEV急速充電器共同開発も正にこれである。

 中国に進出した企業の採算は決して良くないと聞く。
皆さんは、中国から撤退しようにも簡単に出来ない話をよく聞くはずだ。
日本の常識は通じないと言う事を「巨大市場中国」「ビジネスチャンス」と言う言葉が忘れさせるのである。
 日本企業は、中国は共産党一党独裁の国であるとの認識が無さすぎるのである。
共産主義を知らなさすぎる。

 いずれ中国は、EV急速充電器共同開発の成果を手にしたとき、中国独自の特許として申請するだろうし、製造も全て中国企業が行うことになるのではないだろうか。
日本企業は、中国の下請けとして、中国国内で安く作らされるではないだろうか。

皇紀二千六百七十八年、平成三十年八月三十日




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